2)ソフトカイロプラクティックスと骨盤矯正
人間の脊柱(背骨)・骨盤は常に外力(主として重力)を受けたり、又、各個人の日常の習慣的運動とともに歪みが出てきてしまいます。特に頚部・胸部・腰部・骨盤の調整を主体に、各関節のづれ・歪みを調整し、本来のその関節の持つ機能を取り戻すよう、ソフトな施術法で対応します。
スポーツでの各関節の痛み、腱・靭帯の損傷にも有効です。又、慢性的な腰痛、繰り返し安いギックリ腰、坐骨神経痛などは、骨盤の歪が原因の場合が多く、女性の場合生理痛、生理不順などの原因も骨盤の歪が原因の場合があります。このような方は、骨盤矯正をお勧めします。体軸調整により身体全体のバランスを整えると共に内臓下垂の防止、また、骨盤のサイズダウンにより、肥満等の抑制になります。
(通常の骨盤矯正は、
6〜8回程度の施療 です。 )
(骨盤矯正の詳細は、次ページを参照してください。
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3)リンパマッサージ
体中では、血液とリンパ液が循環して、組織の細胞およおびその周辺に不要物がたまると“むくみ”が生じます。
リンパの流れを良くし、老廃物を濾過することによりむくみを取り除き、又、病気に対して抵抗力のある身体をつくることができます。
下肢のむくみ・上腕のむくみ等に有効です。オイルを使って丹念に施術します。 |
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4)足裏反射療法(足つぼマッサージ)
第二の心臓といわれる足裏は、身体の各器官・組織と密接な関係があり、数多くの
経穴(つぼ)が存在します。足裏のつぼを丹念に刺激する事により、身体全体の血行
を促し、新陳代謝を高めます。
冷え性対策としての効果もあります。
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重度の肩こり、首こり、腕のしびれ感、等の症状の施療
肩から腕にかけてしびれを感じる症状
には、様々なものがあります。その中に、首こりや肩こりに伴って起こるしびれがあります。首や肩周りの筋肉を触ってみてください。肩こりの自覚症状が無い場合も、
首や肩周りが硬くこり固まっていたり、張っていたりすることがあります。
腕などにしびれなどの症状があるにも関わらず、検査をしても脳や脊髄そのものには異常が見られないもののことを指します。
首〜肩・腕にかけ、痛みや凝り、しびれなどが生じる症状の総称です。
ほとんどが、首や肩・背中の筋肉の疲れ、過労、長時間のデスクワーク
(パソコン作業など)などが原因となる場合があります。
また、姿勢が悪い方、、運動不足の方、ストレスを感じている方なども、このような症状になりやい傾向にあります。
肩の周辺の、筋肉に疲れがたまることで硬く緊張してしまい、血行が悪くなります。
それにより乳酸などの疲労物質が筋肉の中に溜まり、凝りや痛みなどの症状が起こるのです。
<胸郭出口症候群>
胸郭出口
(鎖骨の上のくぼみの部分)には、多くの神経や動脈・静脈が通っています。
長時間同じ姿勢で仕事をしている、肩周辺が常に緊張している等の原因によってこのくぼみが狭くなり、胸郭出口を通っている神経や血管を圧迫しまうことで、肩や腕に様々な症状が現れます。
多く見られる症状としては、
首の倦怠感、肩〜肩甲部にかけてのこわばり及び痛み・肩〜指に走るような痛み及びしびれなどがあげられます。
なお、特徴としては、
上に手をあげると痛みが起こるという症状があります。
20〜30歳代の女性に多い傾向があり、その中でも腕を上げた状態で仕事をすることが多い人
(教師や美容師など)、あるいは、 1日中同じ姿勢でパソコンのデスクワークをされている方によく見られる症状です。
肩や腕のしびれの原因が肩こりにある場合は、まず首こり、肩こりを解消しなくてはなりません。マッサージをするなどして、肩周辺と首の筋肉を良くほぐし、肩こりの解消をする必要があります。慢性的な症状の場合、冷シップ等はかえって良くありません。良く暖めてから、ほぐした方が効果的です。
実際の施術では、まず、温熱療法により患部を良く温め、その後、経絡整体療法により患部のツボを丁寧に押しほぐしながら、血行を良くし、硬化した筋肉、靭帯の緊張を取り除いていきます。頚椎に歪みがあり問題がある時は、痛みのない矯正法で歪みを徐々に改善していきます。
機械を使った牽引等は行いません。ソフトな手技により、矯正を行います。
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耳鳴り・突発性難聴の施療
耳鳴りは、難聴とともにおこる場合が多いのですが、単独に起こる場合も少なくありません。両耳同時のこともあれば、片耳だけの場合もあります。
耳鳴りには、「伝音性」のものと「感音性」のものとがあり、伝音性のものは、整体施療で治療可能です。
最近では、仕事でパソコンを長時間使用する方が増え、肩こり、頭痛、首の痛み、さらには耳鳴りを訴える方が増えてきています。これは長時間のデスクワークで、肩周辺の僧帽筋、頚部の筋肉、後頭筋などが、硬直し、外耳から鼓膜をつなぐ耳管を圧迫しているために起こる伝音性の耳鳴りです、経絡整体のつぼ療法により、肩部、頚部、頭部、の緊張をほぐし、頚椎を調整することで耳鳴りの解消が期待できます。
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慢性腰痛と坐骨神経痛の施療
慢性的な腰痛、繰り返し起こるギックリ腰、あるいは、過去に起こした腰椎の椎間板ヘルニアなどをそのままにしておくと、痛みが腰部から次第に臀部さらには、太ももの裏、ふくらはぎの裏側、あるいは、外側(すねの部分)に至り、ひどい場合には、踵、外くるぶしにまで至る場合があります。これは、坐骨神経の通り道に沿って痛みが生じてくる訳で、痛みは放散痛、あるいは、しびれ感となって現れます。
坐骨神経は、腰椎の3番〜5番、仙骨の1番〜3番から出ている神経群が束になったもので、骨盤後部の下から太ももの裏側を通り、ひざの裏側の「委中」というつぼで一旦表面に出て、ふくらはぎのうら側と外側のすねのほうに分離し、踵と外くるぶしに至ります。人体で最も太い神経群で、その太さは根元では、ペン軸ほどの太さが有ります。
施療法としては、痛みのひどい場合には整形外科などでは、痛み止めの注射をしたり、脊椎ブロック注射等をして一時的に痛みを抑える処置をしますが、数日後には又痛み出し、一時しのぎの対処療法でしかありません。又、痛みを抑えるために、冷シップをしたりするのは返って血行を悪くし、良くありません。臀部の上の仙骨部を暖める方が効果的です。基本的に、急性的な炎症を起こしている痛みに対しては冷やし、慢性的な痛みに対しては、暖めるほうが効果的です。 |
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整体解剖学的には坐骨神経痛は、骨盤底の前方変位による坐骨神経への圧迫、あるいは、骨盤変位による太もも裏側のハムストリング筋の緊張による、坐骨神経への圧迫などが考えられ、腰部、臀部、大腿部、下肢の筋肉の緊張を緩め、骨盤を正しい位置、形状に戻してやることが、重要になります。
具体的には、経絡整体療法(つぼ治療)により、腰部、臀部、大腿部、下肢の筋肉の緊張をとり、骨盤矯正により、骨盤底の前方変位を正常な状態に戻して行きます。これにより、次第に痛みも緩和され、根本からの治療も可能となります。又、坐骨神経痛のための、自宅でできる簡単体操もお教えしていますので合わせて行うと良いでしょう。
坐骨神経痛は、多少時間をかけても再発しないよう、根本からの治療が大切です。
■メンテナンス施療のお勧め
大半の方は、身体の異常、痛み、不調などを感じてから、その施療目的で整体を受けられる場合が多いのですが、予防医学の観点からすれば、特に異常、痛みがない場合でも、定期的に整体を行い(例えば、1〜2ヶ月に1回程度)、身体の歪みをチェックし、筋肉をほぐしておくことは、腰痛、肩こりの防止になり、四十肩、五十肩、あるいは、ギックリ腰など、大事に至らない予防になるだけでなく、身体全体の血行を良くし、リンパの流れを整え、気の流れを良くする事により免疫を強くし、病気になりにくい身体を作る効果があります。
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